仮想通貨の始め方！仮想通貨での信用取引の意味を理解しよう

仮想通貨の信用取引と現物取引

信用取引の意味とは

仮想通貨の信用取引とは、簡単に説明すると「取引所から仮想通貨を借りて行う取引」のことをいいます。取引所に預けている自分の資金よりも多い額、数倍もの取引を行うことが可能になります。信用取引を行う際には、自分の資金を担保として預ける「委託証拠金」が必要になります。この委託証拠金の金額により取引可能な仮想通貨の幅が変わります。また、それぞれの取引所によって必要な委託証拠金や倍率等は違います。そして、あくまで借りた仮想通貨での取引になるため、借りた分は必ず返却する必要があります。

現物取引の意味とは

現物取引は簡単に説明すると「自分の資金の範囲内で行う取引」のことをいいます。自分の資金の範囲内でしか買うことができませんし、売る場合も自分が所有している範囲でしか行えません。
マイナスになってしまった場合のリスクも、自己資金の範囲内でということになりますので、リスクも自分で把握できる範囲で済み、自己資金の枠を超えてマイナスになることはないので、借金を背負うこともありません。また、仮想通貨が値下がりしてしまっても自己資金の範囲で購入したものなので、そのまま持ち続けることも自由にできます

信頼取引のメリット・デメリット

信用取引のメリット

自分の資金の数倍もの取引ができる信用取引は、一見するとお得なのでは？と考えてしまうかもしれません。しかし、信用取引をしっかりと理解してから行わないと大きな損をしてしまう可能性も秘めた取引です。信用取引を理解するためにメリット・デメリットで比較をしてみましょう。まずは、メリットからみてみます。

自己資金が少なくても取引可能

信用取引の最大の魅力は自己資金の何倍もの取引が可能だという点です。数十万円しか元手がない人でも数百万円の取引をすることが可能なこともあります。少ない資金でも取引可能なことから、一攫千金を狙うことも不可能ではありません。

利益も数倍になる可能性が

仮想通貨業界はまだまだ新しい業界でもあるため、不安定な部分があります。そのため、短期間で価格が大きく変動することが珍しくないため、短期間で莫大な利益を生み出すことも可能です。自分の資金の数倍の取引ができるということは、それだけ生み出す利益も大きくなるということ。価格変動が激しい仮想通貨では、さらに大きな利益を生み出す可能性があるのです。

売りからはじめることができる

信用取引では仮想通貨を借りて取引を行うので、手元に仮想通貨がなくても取引ができます。そのため、売りから取引を行うことも可能です。通常の取引の場合は買ったものしか売ることはできませんが、仮想通貨を借りることで取引を行う信用取引では、売りからのスタートも可能なのです。売ったときの値段よりも買ったときの値段の方が安ければ利益を出すことができます。

信用取引のデメリット

仮想通貨で利益を出すために、信用取引のメリットは大きいように感じてしまいますが、デメリットについてもしっかりと理解しておく必要があります。危険な取引を行わないためにも、信用取引のデメリットを知っておきましょう。

リターンも大きいがリスクも大きい

仮想通貨の取引に限ったことではありませんが、リターンが大きいということはそれだけハイリスクだということがいえます。例えば5倍の利益を見込んだ取引ということは、逆に損失も5倍になる可能性があるということです。利益ばかりに目がいってしまうと、ついハイリスクな取引なのだということを考えずに取引をしてしまうかもしれません。仮想通貨のように変動の激しい取引では、さらにマイナスになるスピードも早いという見方もできます。

初心者には向かない取引

信用取引を行うためには変動の激しい値動きを読み、売り買いのタイミングをはかることが必要になってきます。取引をはじめたばかりの初心者にはやはり難しい部分があります。仮想通貨をはじめたばかりの人は、無理に信用取引に手を出すのではなく、現物取引で仮想通貨に慣れることが大切。信用取引はリターンも大きいですが、リスクもその分大きい取引だということは忘れずに覚えておきましょう。